ヤブ・プッシェルバーグ デザインスタジオ

トロント/カナダ

カナダで多くの賞を受賞するデザインスタジオ、ヤブ・プッシェルバーグのオフィスには個室はありません。代表のジョージ・ヤブとグレン・プッシェルバーグが個室を撤廃したのは、スタッフ同士のアイデアの交換を促進し、チームとしての意識を高めることでした。今では、社員同士がお互いに声を掛け合い、パークハイアット・ニューヨーク、ザ・マイアミビーチ・エディション・ホテル、上海のレーン・クロフォードといった同社で日々進行する全プロジェクトの様子を共有することが、以前よりもスムーズになったと言います。

過去23年間、ヤブ・プッシェルバーグは、トロントの中心街にあるオフィスビルにスタジオを構えていましたが、隣のテナントの移転を機に、オフィスの拡張と改装をすることに決めました。


全面的な改装により、白い壁に囲まれた広々とした空間に生まれ変わった1,208㎡のオフィスは、会社のフラットな組織と見事にコンセプトが一致しました。

個室をなくしたことで、クライアントとの打ち合わせのために簡単に接続できるビデオ会議機能を備えた会議室が設置されました。


各チームには専用のミーティングエリアがあり、いつでも全員でコミュニケーションをとることができます。これらのチーム用ミーティングエリアには、白いテーブルトップのUSMハラーテーブルとジャック・ギヨンのコードチェア、ブレインストーミング用のリネン地のパネルが設置されています。

「私たちのオフィスでUSMを採用することは、簡単に決まりました。シンプルで整然としたデザインが特に気に入っています。」

- ジョージ・ヤブ、グレン・プッシェルバーグ

キッチンも、コラボレーションを促すハブの一つです。オランダのデザイナーMarlieke Van Rossumの大きなピクニックテーブルとベンチが4セット、ダイニングエリアに設置されました。ゲストを迎える「サロン」には、ヤブ・プッシェルバーグがデザインした家具をはじめ、旅行や出張先で何年もかけて収集されたアート作品、デザイナーによって製作された卓球台やテーブル・サッカー台など、さまざまな家具が置かれています。


また個々のワークスペースでは、USMハラーのワークステーションとキャスター付きのワゴンが設置され、すべてのスタッフに十分なスペースと機能が提供されました。USMハラーの家具は、拡張やカスタマイズが可能なため、現在の適応性を新しいニーズに合わせてすぐに変更していくことができます。オフィスにUSMを採用することは、デザイナーたちにとってまさに理想でした。「私たちは、これまでずっとUSMの合理的な美学に憧れていました。1970年代から80年代にまだ若かった私たちは、USMを知ってはいましたが、当時は遠い異国のヨーロッパ風で手の届かないものだと思い込んでいました。」とヤブとプッシェルバーグは言います。

かつてのオフィスとは違い、今ではスタッフそれぞれが快適に仕事に取り組み、コミュニケーションはよりとりやすくなり、情報はよりスピーディーに共有されるようになりました。オフィス全体が、ヤブ・プッシェルバーグの経営哲学「フラットな組織」を体現しています。「なによりスタッフ全員が以前よりも楽しそうに働いています。」とヤブとプッシェルバーグは言います。

オープンオフィスのソリューションを含め、お客様のオフィスに合ったオリジナルの家具をご提案します。USMの専門スタッフまたは正規販売代理店までお気軽にご相談ください