Greater Than the Sum
スイスのデザインブランドUSMは、3daysofdesign 2026にてインスタレーション「GREATER THAN THE SUM」を発表します

会場:House of Design(コペンハーゲン Frederiksgade 1)
会期:2026年6月10日(水)〜12日(金)10:00–18:00
本展示は、60年以上にわたり愛され続けるUSMハラーの本質に光を当てるプロジェクトです。時代を超えて変わらないアイコニックなデザインでありながら、常に新しい表情を見せ続けるUSM。その魅力を、これまでとは異なる視点から体験できる空間となっています。家具を構成するパーツを分解し、空間に浮かぶように配置することで、USMの構造美と機能美を可視化。シンプルでありながら極めて精巧なシステムの魅力を浮かび上がらせます。
無限の可能性を生み出す“主役”たち
大量生産や移り変わりの早いトレンドがあふれる現代において、永く使える品質や普遍性への価値観が高まっています。今年の3daysofdesignのテーマ「Make This Moment Matter」は、そうした時代の空気感を象徴するものです。
“より多く”ではなく、“より意味のあるもの”へ——。
USMはこのテーマに呼応し、ブランドの核となるモジュラーシステムそのものにフォーカスします。特定の完成形を前提とせず、使い手に合わせて自在に変化し続ける構造体。USMにおいて「全体」は単なるパーツの集合ではなく、その組み合わせによって毎回異なる価値を生み出します。
三次元で描く“構造の美”
インスタレーション「GREATER THAN THE SUM」は、建築や機械設計で用いられる分解図(エクスプローデッドビュー)から着想を得ています。球体、チューブ、パネルなど、USMを構成する各パーツを空間に浮遊させることで、家具が組み上がる前の状態を立体的に表現。個々の要素は独立して存在しながらも、そこには完成形の姿が予感されます。この演出によって浮かび上がるのは、普段は見過ごされがちな“精度の美しさ”。すべてのパーツは完璧に組み合わさるよう設計されており、その組み合わせは無限です。ミニマルで機能的なデザインには、建築的な思想をルーツに持つUSMの哲学が色濃く表れています。

クラシックの二面性
本展示では、USMを象徴する二つの側面も表現されています。ひとつは、モジュラーシステムを成立させるための緻密な構造や技術的な完成度。もうひとつは、無駄を削ぎ落としたフォルムがもたらす静けさと美しさです。会場となる歴史的建築に合わせ、カラーリングには北欧インテリアから着想を得たアースカラーを採用。温かみのある色調が、静謐でミニマルな世界観を際立たせています。その空間は、デンマークの画家ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864–1916)の作品を思わせるような、穏やかで静かな空気感をまとっています。

other circleでも展示を展開
USMは同コンセプトを用いたインスタレーションを、「other circle」にも出展します。
「other circle」は、アート、デザイン、ファッション、フード、音楽を横断的にキュレーションする展示プロジェクトであり、現代のデザインカルチャーを新たな視点で提示する試みです。
会場:The Lab(Vermundsgade 40, Copenhagen)
会期:2026年6月10日(水)〜13日(土)10:00–19:00
Art Direction ニューヨークを拠点とするFORM Atelierのギャラリスト、Quy NguyenとAvril Nolanが担当。歴史的なデザインやアートを独自の視点で再解釈しながら、空間・オブジェクト・家具の関係性を探求することで知られています。
Visual Design ニューヨーク、パリ、コペンハーゲンを拠点とするクリエイティブスタジオNR2154が担当。


