季節に合わせて使えるオフィス
企業の伝統を守りながら、よりオープンで親しみやすい企業像をどう打ち出すか。これが、アグロセミージャス(Agrosemillas)の新しいオフィス棟を計画する上でのメインの課題でした。鮮やかな緑色の中古輸送コンテナ4基を屋根に使った特徴的な建物は、USMの家具も取り入れながら、新しさと伝統の継承を両立しています。

収穫の周期に合わせた働き方
スペイン・クエンカ地方にあるアグロセミージャスの本社は、ほかに例のない個性的な建物ですが、周囲の農業・工業地帯にもよくなじんでいます。農業を営む同社の業務は収穫の周期に左右され、比較的落ち着いた時期と、作業が休みなく続く繁忙期が交互に訪れます。また、利用者も倉庫の作業員から研究開発に携わるエンジニアまで幅広く、勤務スケジュールは1年を通じて変わります。そのため、季節に合わせて柔軟に使えるワークスペースが求められていました。


新しさと継承
こうした働き方は、建物の設計と内装にも反映されています。手がけたのは、マドリードを拠点とする空間デザインスタジオ、Impepinableです。屋外では騒音やほこりが発生し、物流作業が活発に行われるなか、室内では集中作業や打ち合わせ、技術開発に適した環境を整えました。新社屋の建設は、会社が新たなステージへ進むことを支える戦略的な機会と位置づけられています。建築では、よりオープンで若々しく、親しみやすい企業像を表現しました。一方で、コーポレートカラーのグリーンとイエローを建物全体に大胆に使い、これまでの企業イメージも受け継いでいます。


柔軟性を重視した設計
建物の正面には大きな円形窓が4つあり、それぞれに手動式のシャッターが付いています。照明のスイッチのように手軽に開閉でき、季節ごとの厳しい気候や雨からワークスペースを守ります。シャッターをすべて閉めても、上部から十分な自然光が入ります。屋根には鮮やかなグリーンの中古輸送コンテナを4基使い、それぞれ2面を開放して天窓として機能させています。屋上には試験栽培用の区画も設けられ、研究・生産・建築が物理的にもつながっています。
ワークスペース全体には、ゴールデンイエローのUSMハラー モジュラーファニチャーを採用し、ここでも伝統との継承を表現しています。この色は同社のブランドカラーとも、建物のインダストリアルでミニマルな雰囲気ともよく合っています。アグロセミージャスが生産サイクルに合わせて働き方を変えるように、USMの家具も職場のニーズの変化に対応し、社内の各チームに整理しやすさと柔軟性をもたらしています。
USMハラーは、オンライン3Dシミュレーション作図ソフト『コンフィギュレーター』を使用して、ご自身でデザインを試してみることが可能です。人気の定型品は公式オンラインショップですぐにご購入いただけます。デザインのご相談は、USM直営ショールームまたは最寄りの正規販売代理店へお気軽にお問い合わせください。










