Pantone’s Colours of the Year 

パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー 2021

グローバル・カラーのトレンドを予測し、企業の製品やブランド・ビジュアル・アイデンティティーのためにカラーのアドバイスを行っているアメリカのパントン社は、ファッションやでデザイン、美容、インテリアから社会経済までさまざまな分野を分析し、毎年12月に翌年のテーマカラーとして【カラー・オブ・ザ・イヤー】を発表します。


2021年のカラーは、PANTONE 13-0647 Illuminating(イルミネイティング)の「明るく陽気なイエロー」とPANTONE 17-5104 Ultimate Gray(アルティメット・グレイ)の「永続的でしっかりした基盤をもたらす、堅実と信頼性を表すグレー」の2色の組み合わせ。USMハラーのパネルカラーにも同じ色みの「ゴールデンイエロー」と「ライトグレー」があり、タイムレスでありながら今年のトレンドを表す組み合わせが可能です。

パントン・カラー・オブ・ザ・イヤーの選定は、9カ月かけて慎重に行われます。エンターテイメント産業やファッション、あらゆるデザインなどさまざまな色に影響をおよぼすものを徹底的に調査し、トレンド予測をして決定されます。

パントン・カラー・インスティチュートのヴァイスプレジデント、Laurie Pressmanは、次のように述べています。「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤーは、私たちのグローバル・カルチャーにおいて現在起きていることを反映しており、その色に期待されるものを人々が求めていることを表現しています。社会は引き続きカラーを非常に重要なコミュニケーション手段として、そして思考やアイデアを象徴する方法の一つとして認識しており、多くのデザイナーやブランドは、顧客を引き付け繋がるためにカラーの言語を活用しています。」

例えば、2016年にもペールピンクの「ローズクォーツ」と淡いブルーの「セレニティー」の2色の組み合わせが選ばれていますが、これは、ピンクとブルーの色調で、当時トレンドであった“ジェンダーレス”を反映し、調和というコンセプトの発信でした。また2017年に選ばれた鮮やかなイエローグリーンの「グリーナリー」は、2016年に世界でテロや自然災害、政治による混乱が多発したことから、そうした出来事から抜け出し、来る2017年への扉を開き、自然の緑が芽吹く春の始まりの日や、回復・復興のイメージを想起させ、希望を持って強く結びつくことを象徴していました。

2020年から継続する不確実な状況を乗り越えるために、世界が気力と明るさ、希望を模索しているとき、実用的で揺るぎないけれど同時に暖かく楽観的でもあるグレーとイエローの組み合わせは、私たちに強さと前向きさを感じさせます。パントン・カラー・インスティチュートのエグゼクティブ・ディレクター、Leatrice Eisemanは、次のように言います。「永続的なグレーのUltimate Grayと明るいイエローのIlluminatingの組み合わせは、不屈の精神に支えられたポジティブなメッセージを表現しています。」グレーは回復力をイエローは希望を与えてくれることを励みに、現在の困難な状況に耐え、必ずより明るく幸せな日が来ることを信じることが必要です。トンネルの終わりには光と希望が常にあります。

USMの特徴は、シンプルでありながら独創的なデザインにあります。3つの基本パーツと、タイムレスなカラーパレットから、スタイリッシュでエレガントな家具がデザインでき、また拡張や組み換えで再構成をすることも可能です。カラーは、クラシックなモノクロームから、ゴールデンイエローやライトグレーなどのポップなカラーまで、14色のバリエーションから選ぶことができます。


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