ブランカ・ミロは、母親でインテリアデザイナーのRosarietta Scrimieriが父親のCarlos Miróの最初のオフィスにUSMを選んで以来、USMは常に彼女の身近に存在していました。家を出て独立したときに初めて自分のUSMを購入し、現在バルセロナの新しい住居は、さまざまなカラーのUSMハラーでコーディネーションされています。

常に膨大な数のプロジェクトに携わり、さまざまな分野で活動しているブランカ・ミロは「私はいつも何かをクリエイトしたりデザインしたりせずにはいられません。」と言います。常に自分らしくいられるという幸運に恵まれており、またそうあることを望んでいるブランカは、実際に会ってみると、スクリーンで見る以上に魅力的な女性でした。

ブランカはファッションプラットフォームのVasquiatを立ち上げたあと、パートナーのRafa Blancと協力して、最近最初の実店舗をオープンしました。彼女はアパレルブランドLA VESTEのクリエイティブディレクターでもあり、María de la Ordenとともに仕事をしています。一年前には、親しい友人の一人であるOlivia ÁlvarezとサングラスブランドDelargeを立ち上げました。彼女はまた、インスタグラムに@blanca_a_tableというアカウントを持っており、さまざまなテーブルセッティングを投稿しています。

プライベートでは、スペインのメノルカ島で素晴らしく素敵な結婚式を挙げたばかりです。ディオールのオートクチュールドレス、天使のようなホワイトのケープ、ひび割れた卵のヒールのロエベのブライダルシューズは、まさにブランカ風でした。

バルセロナに戻ると、市内の高級住宅地にある歴史的建造物の670㎡もの自宅が公開されました。フリーマーケットで見つけたル・コルビジェ、カスティリオーニ、プルーヴェ、コデルク、ミラなど偉大なコンテンポラリーデザインの巨匠たちのヴィンテージ品で装飾されたその空間に、USMの家具も設置されています。

これまで常にファッションの世界を中心に活躍されていましたが、近年は、インテリアやテーブルコーディネーション、インダストリアルデザインなど他の分野に興味を持っているように思います。こうした他の分野への関心はどうして生まれたのですか？

私の周りには、インテリアデザイナーの母、自動車業界に従事する父、デザイナーの妹など、美学に興味を持っている人がたくさんいます。そのため、自然とインテリアやテーブルセッティングなど、美学に関するすべてが好きになっていました。

私の母はいつも完璧に家を整え、ゲストのために美しいテーブルセッティングを作るのが大好きでした。こうしたことはすべて私に刷り込まれて育ったと思います。

私はインテリアデザインにとても興味があったので、母が顧客のために家具を納品するときはいつも付き添い、何もない空間から内装が完成するまでの過程を見てきました。母のさまざまなプロジェクトを見ながら成長した結果、インダストリアルデザインの分野に辿り着きました。この分野にこれほどのめり込むとは思っていませんでした。私にとってのポイントは、さまざまな時代やムーブメントのデザインを有機的に組み合わせて、オリジナルのデザインを生み出すことです。

現在の住まいはあなたにとって３番目の家ですね。それぞれがあなたの人生のさまざまな段階を反映していると思いますが、ずっと持ち続けているデザイナー作品はありますか？

両親の家から独立してからになりますが、カッシーナの赤のソリアナソファはずっと持っているものですね。

現在の家はリノベーションする必要がありましたか？

いいえ、幸いにも改装直後にこのアパルトマンを入手したので、その必要はありませんでした。将来的には、ちょっとした改修は必要になるかもしれませんが。

この家で一番気に入っていることは何ですか？

ゆとりのある広さです。自分の家だと感じるのに数日しかかかりませんでした。とても個性的な特徴を持った家であることも気に入っています。すべての部屋にとても個性があります。また、雰囲気が良いことも気に入っています。

家具はご自身で選ばれたのですか？それともご主人のハビさんと一緒に決めたのですか？

この家が二人にとっての家であることが重要なので、内装はすべて一緒に選びました。私はハビを私たちの家のカラーのファンにし、彼は私をもう少しミニマリストになるようにさせました。それでも、私たちは常に自分たちのスタイルと好みを尊重し、それらを調和させています。

インテリアデザイナーに依頼したことはありますか？

インテリアデザイナーの母がいつも相談にのってくれます。

アイコニックなデザインとヴィンテージ家具の組み合わせを好まれていますが、これらはいつもどこで見つけるのですか？

旅行に行ったとき、買い物に行ったとき、フランスの蚤の市を訪れたりしたときです。また、Pamono、Selency、Catawikiなどのヴィンテージ品やブロカント品の専用サイトやオークションサイトもよく見ています。

あなたのファッションとインテリアデザインのセンスの間に、何か共通点があると思いますか？

私の世界観すべてが影響しているので、共通している点があると思います。

さまざまなアイコニックなインダストリアルデザインがある中に、USMの家具もありますね。このブランドを知ったきっかけは何ですか？初めて見たときのことを覚えていますか？

私がUSMを知ったのは、母がバルセロナの父の最初のオフィスをデザインしたときでした。母はほぼすべてのエリアをUSMでコーディネーションしました。当時私はまだとても若かったのですが、成長してインテリアデザインの世界の価値に気づき、それぞれの作品の歴史について学ぶようになりました。そうして、60年代、70年代、80年代のヴィンテージ品と私の最初のUSMをあえて組み合わせてみることにしました。

あなたのファッションセンスと同じように、USMも最も鮮やかなカラーを選んでいますよね。ゴールデンイエローのベッドサイドテーブルとベッドフットチェスト、ルビーレッドのサービスカート、ジェンシャンブルーのディスプレイキャビネット...こうした大胆なカラーを選ぶのに躊躇しませんでしたか？

いいえ、全く。最終的にはモジュラーシステムなので、いつでも好きなときにパーツを追加したり交換したり、カラーも変更することができるので、そんなことは気にしませんでした。

USMの家具をカスタマイズするとしたら、何をしてみたいですか？

全色を使って一つのユニットを作ってみたいです。どこかでそうしたものを見たことがあって、それがとても楽しい感じでした。廊下または子供部屋用のマルチカラーのキャビネットだったと思います。 いつか将来それをやってみたいと思っています。

ブランカさん、興味深いお話をありがとうございました。

Source: Diariodesign

Interview by: Ariadna Rousaud

Photography: Marcela Grassi

USMハラーは、このサイト上にあるオンライン3D作図ソフト『コンフィギュレーター』を使って、自分でデザインを試してみることができます。人気の定型品は、公式オンラインショップですぐにご購入いただけます。デザインのご相談は、USMまたは最寄りの正規販売代理店へお問い合わせください。