オートフォームジャパン / ソフトウェアベンダー

新橋/東京

自動車産業に欠かせないソフトウェアを扱うオートフォームは、USMと同じくスイスで創業しました。そのテクノロジーを日本に広めるマルコ・クリヴェリは、USMを使いこなす達人です。

世界にはたくさんの自動車メーカーがありますが、オートフォームのソフトウェアはその大半に活用されているといいます。自動車の金属製のパーツや、それをつくるツールについて、最先端のデジタル技術によって強度をシミュレーションするのがその役目です。2010年からオートフォームジャパン社長を務めるマルコ・クリヴェリは、その特徴をこう説明します。


「当社の製品はシミュレーションの計算速度が速いことが特長です。現在の自動車のデザインには、このスピードが欠かせません。私たちのソフトウェアは、ヨーロッパで約80%、アメリカで約60%、日本で約35%のシェアがあり、年々成長し続けています」

オートフォームジャパン

1995年にスイスで創業したオートフォームの日本支社として、2007年にたった2人でスタートしたオートフォームジャパン。現在は26名まで社員が増え、2019年4月には新しいオフィスに移りました。以前からUSMの家具を使っていましたが、今回はさらにパーツを追加し、既存の家具と一緒に組み直して、拡張性を生かして空間を作り上げています。スイス出身で80年代から日本に住む彼は、USMの日本法人にも初期からかかわってきましたが、USMを選ぶ理由はそれだけではないといいます。


「家具の選択には3つの背景がありました。まず当社の成長が早いこと、また優秀な人材を積極的に求めていること、そして働く人が魅力を感じるワークスペースを重視していることです。だからオフィス家具はフレキシブルで、快適で、機能的でなければなりません。当社には女性のエンジニアも多く、男性以上に職場の心地よさが求められると経験から学んできました」

ビジネスと同様、企業が使う家具にも投資に見合うリターン(ROI)が求められるべきだとクリヴェリさんは考えます。


「大学生の頃、家具がもたらすROIとは心地よさという感覚だと語る教授の話に影響を受けました。職場が自宅のように快適なら、仕事の効率も企業の魅力も向上します。またUSMハラーはモジュール式なので、オフィスが移転する場合は分解して、新しいパーツを加えて使い続けられる。直接的にも間接的にも十分なリターンがあります」


一般的な家具のレイアウトではデッドスペースが生まれがちですが、空間に合わせて構成できるUSMハラーはそんな問題もありません。

USMの家具は、オートフォームのオープンな社風によくマッチしています。色使いも巧みで、コーポレートカラーの硬質なグレーと赤を基調にしつつ、レクリエーションのコーナーはイエローやオレンジのパネルを組み合わせました。


「我々はハイテックカンパニーであり、それがオフィスに反映されています。USMハラーもテクニカルなデザインですよね。堅牢で、安定感や重量感があり、それは信頼感につながります。こうしたイメージは、会社を訪れた人にも伝わります」

このオフィスで使われているUSMハラーは、コートハンガー、マガジンラック、ベンチなど、一般的な収納の他にも多くの役目を担っています。これほどUSMの製品を使いこなした空間はなかなかないでしょう。


「私たちスイス人は、誰もがUSMに慣れ親しんでいます。私が働いたどの会社でも、大小に関係なくUSMの製品が使われていました。USMの家具を通して、日本の社員にスイスらしさを感じてほしい気持ちもあります」


そんなクリヴェリさんも、USMハラーのパーツを組み上げてつくった傘立ては、今回のオフィスで初めて目にしたそうです。USMのシンプルなパーツが無限のポテンシャルをそなえていることを、このオフィスからあらためて感じることができます。

(内装設計・販売代理店:インターオフィス / テキスト:土田貴宏)